5月通常稽古

暖かい日が続き、横須賀久里浜の田宮流居合術を稽古する神明会の道場にも初夏の風が、風取り窓から入って来ています。今年に入ってから4名程の体験の方が道場にいらして、その中から他流の英信流居合の経験者のMさんがご入会頂きました。他流からの経験者の方が入り、より一層、神明会も賑やかになって行けそうです。

小学生のT君も真面目に来て頑張っています。毎週来ているので先生に手直しを受けて益々上達しています。先生も人数が増え孫位の年の弟子たちへの指導もなんだか楽しそうに見えます。私が入門した頃は、1つの技を見てもらい「まあいいでしょう」位にならないと次の技へなかなか進めませんでしたので、表の巻と言う基本技の8本目を教わった頃には、6〜7年が経過していました。段位もその頃3段位になっていて、そこからより技の細部を詳しくご指導頂いていました。先生のご指導は、器の周りの外郭を大まかに固めて、中身は理解出来る段位になってから、器の中身を念入りにご指導頂いて、一つの技の形になっていきその先は自身の研究と分からない事は質問して稽古を重ねると言うご指導方法でしたので、私は要領を得るのに時間がかかる為、自分に合っていて多くの時間を頂けて良かったと思います。

古参のSさんも新規の会員さんと一緒に、技の器の中身を固めてその細部を先生に教わっていました。古参Sさんの変わらぬ謙虚な姿勢も会の良い雰囲気を作り出していると思います。私も自身の課題がなかなか上手くいかず、ついてしまった癖を直す為稽古していますが、何年も前の悪い癖がなかなか抜けませんので、共に汗を流して少しづつ身に付けられたらと思います。剣士が増えたので先生に質問出来るタイミングが少なくなり先生もお忙しいこの頃、私に分かる事があれば、お答え出来る範囲でいつでも聞いてください。まだまだ自分が思うような剣技にいたりませんが・・・最近質問を受けて話している時、数年前に先生がおっしゃっていた事、そのまま自分も話している事に気がついて、あ、同じ事を話していると思いました。

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