『令和8年古武道振興会新年会』

ホテル16階からの風景

令和8年1月23日に日本古武道振興会主催新年会が、ホテルニューオータニ16F宴会場にて行われました。田宮流からは、T宗家、S会長、私の3名が参加させて頂き流派毎のスピーチで田宮流の国際興流についてお話した所、臨席の某先生より、海外に流派の技を広げる事に関して、真の技、真の心構え、本当の文化を伝える事は出来ないとのご意見を頂き、詳しく伺うと確かに!と納得するご意見であり、再考した会になりました。同じ日本人でも【真】と言われると中々難問で有ります。

会場


海外から修行にこられる方々は半年~1年位稽古して、帰国して直にクラブを開き指導者になる方も多く、確かに日本人ならそう言う事は考えないですね。伝統ある古流派の教えや技を大切にしていくと言う考え方は勉強になりました。

ホテルの周りの景色

道場に入会して1年間は素振りのみにして、基本をしっかり行う事や、海外には広げない方針には、そこをくぐり抜けた精鋭のみに、技を引き継いで行く姿勢。本物しか残れない流派。と言う事自体が本物の伝統を守る本来の誇り高い武術なのだと理解しました。

記念写真


精鋭を育む指導方法は一つの答えでもあり、少数精鋭主義と言うメリットと習う側の高いポテンシャルを持つ方が減れば、数の少なさから消滅してしまうデメリットもあり、考えさせられます。別の考え方では、成るべく多くの方々へ流派の教えを説き普及させる事で、多数の中から精鋭を見いだす考え方も有るのではないかとも思います。

この方法だと全ての技のかたちだけ覚えて中身迄、深く探求していない方が、それぞれ勝手に指導者になってしまうと言うデメリットが有り、モヤモヤします。しかし技の形の保存性は高く世界のどこかに残る可能性があると言うメリットも考えられます。どちらの考え方にもメリットとデメリットが有りますね。

その時「ハッ」と振り返ってみましたら、我が師、S先生の指導方法は、両者の良いとこ取りの良く考えられたバランスの良いご指導なのだ!と言う事に今更気付いてしまいました!
多くの弟子を募集し、各人にお題目を用意、先生の目から見てまあ合格かな?となれば、次の事を教え、次のお題目を与える。あまり真剣で無い方は詰まらないので退会。
それでも次々お題目をクリアしていく先に、深遠な技の味を覚えて楽しみを感じ、自身で真剣に稽古を重ねて質問して、自身の頭で深く考え疑問を持って古流派の謎を解き明かして行く面白さに気付かされて行く、勿論そこまで行かないと、教えて貰えない技群が有り、いつまでも探究心を失えない緊張感。11本の技を教わるのに十数年の歳月が流れ、気付けば30数名の門人方々は殆ど退会していく中、そこで初めて雅号を頂き、奥居合のご指導をうけた時期。感謝と共に多いに納得してしまいました。
師からすれば気付くのが遅い!と思われるかも知れませんが、とても良いご指導方法だったのですね。
結論を言えば、どちらの考え方でも残る人、辞める人は同じ数になるのかも知れません。

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